北海道の山林で行方不明になったとされていた小学生の男児が、「子供を捨てるとどうなるか親に思い知らせるために、山中に隠れていた」とい
う証言を行い、波紋を呼んでいる。
当初両親が「山菜採りの最中に行方が分からなくなった」と警察に説明したが、これが後に嘘だと発覚。そのニュースを持っていた多機能携帯電
話(スマホ)で知った男児は、「親をしつける良い機会」だと考え、しばらく身を隠したという。
しかしその後4日間にわたり隠れていた事については、「すぐ出て行ったらしつけにならないと思った。」「鉄砲を持った人がウロウロしていた
ので、出たら撃たれると思った。」としたが、「結果として多くの人にご迷惑、ご心配をおかけした事について、親ともども深く反省しておりま
す。」と反省の弁を述べた。
男児は2016年5月28日に家族4人で山林を訪れた。しかし、水遊びの後、車道に向かって石を投げたため父親から叱責。山中で「しつけのため」車
から降ろされた。泣いて車を追ったため1度は車内に入れられたものの、嘘泣きがばれて約500メートル先で再び降ろされた。約5分後、両親がその
場に戻った頃には姿が見えなくなっていたという。